Interviews社員インタビュー

Software Debugger

進捗支援グループ

Iさん

  • 1/7簡単に自己紹介をお願いします

    20代中頃のことですが、勤めていたゲームセンターが閉店することになって次の仕事を探していたところでマリオクラブに出会いました。前職では大型ゲームセンターに置かれているアトラクション系機材の修理・整備をしていて、モノを直したりすることには興味があったんです。デバッグという仕事に、なんとなく修理と近いものを感じました。もともとゲームには小学生の頃から親しんでいましたし、ずっと京都に住んでいるので任天堂に思い入れもあり、この仕事にとても魅力を感じました。
    入社後はNINTENDO64のソフトのデバッグから始まり、16年間ほどデバッグチームで仕事をしていました。終盤はリーダー業務に移行して、コントローラを握ることは少なくなっていましたね。
    その後2016年に発足した自動テスト専門チームのスタートメンバーとして参加し、現在はチームのマネジメントを務めています。
  • 2/7デバッグの仕事ってどんな感じ?

    私が所属する自動テスト専門チームでは、自動操縦などの技術を用いてデバッグ時のチェック作業の効率化や精度の向上を目指しています。簡単に言うと、人ではなくプログラムによってゲームを動かすのが自動テスト(自動操縦)です。
    昨今ではどこの会社も取り入れ始めている技術で、けれど通常はゲームの開発会社がゲーム内に自動操縦を組み入れていくのが一般的なんです。
    マリオクラブは持ち込まれたゲームに対してテストを行う会社なので、そこはアプローチが少し違いますね。開発会社の自動操縦というのは、例えばマリオカートで自分のキャラと一緒に他のカートが走ってますよね、あれもいわば自動操縦。マリオクラブの場合はあくまで「人の代わり」として自動化させようという考えです。
  • 3/7デバッグの仕事の面白さや、やりがいは何?

    自動操縦というのは言ってみれば、過去の自分が「こんなことができたらいいな」と思っていた夢物語みたいなことです。だからなにかひとつのプログラムでも達成した時のフロンティア感というか、「自分がいちばんに足を踏み入れたぞ!」という達成感はすごいものがありますね。小学生の頃の自分に聞かせてやりたいような未来がここにある感じです。
    知識面や技術面では、自身やチームの成長を実感できる場面も多く、常に成長し続けられる環境であることも魅力です。
  • 4/7仕事をしていて大変だと思うことは何?

    このチームはもともとコントローラを握っていたテスター出身者の集まり。なので“プログラムができる人”ではなく、“素養がありそうな人”が集められたような感じで、まさにゼロから始まったので、発足直後からひたすら勉強でしたね。
    まずは任天堂本社から出向してきたプログラマーの元で2年間ほど指導を受け、知識とスキルを蓄積したあとは自分たちだけでがんばることになりました。
    技術の進歩が目覚ましい分野ですし、ゲーム自体もどんどん進化しているので、そこに合わせた自動テストが必要になってくる。付随して身につけていかなくてはならない知識やスキルも膨大です。
    それでも苦労を感じるというより、給料をいただきながらプログラムを勉強できるなんて幸運だと考える仲間ばかりです。
  • 5/7マリオクラブを選んだ理由は?

    ゲームという共通の趣味を通してだれとでも話しやすい文化がありますし、離職率が低いので付き合いが長い人も多いです。福利厚生もしっかりしています。有給休暇を取りたい時に取れて、私のチームは残業もそれほど多くなく働きやすい環境だと思います。
  • 6/7この仕事はどんな人に向いている?

    自動テスト専門チームに関して言えば、向上心と勉強し続ける意思を持った人。学びを楽しいと思える人に向いていると思います。最先端の情報が掲載されているのはたいてい英語サイトだったりするので、おのずと英語の勉強も必要になってくると思います。
    また現在就職活動をされている方々は人間関係が希薄になりがちな世代などと言われているかもしれませんが、コミュニケーションも大切な仕事の一環です。不必要なことと思わずに、人としての温かみを大切に、仕事を共にしていけたらと思います。
  • 7/7今目標にしていることは何?

    自動テストを作っていくにあたって、デバッグ作業のどこを自動化するか、どうすれば効率化するか、人の手でやるのとどちらがコストがかからないか、などの判断において、テスターとして経験してきたことが効いています。
    社外の技術に頼らず、社内の人員でチーム編成している意味はそこにあります。
    マリオクラブのデバッグを熟知している仲間たちとともに学びを続け、「画面情報だけで操作させる」という当社の自動テストの大きな特徴をさらに伸ばして、できる範囲をさらに広げていきたいですね。